It's a beautiful day

取るに足らない、ささやかな出来事について

英雄現る

ウェディングプランナーという仕事がある。
結婚式の総合演出みたいなポジションだ。
もともと結婚式場がやっていた仕事だが、結婚式場から離れて、結婚式を演出するサービス単体で売り出したということなのだろう。

以前、打ち合わせに呼ばれていった会社がそのウェディングプランナー業の大手だった。
先方の参加者は取締役1人で、他にはいろんな会社の人が参加していた。
この取締役、常に顎が上を向いていてナチュラルに他人を見下しているように見える人だった。

打ち合わせの参加者に女性がいたのだが、取締役は打ち合わせの本題に入らずに終始その女性に個人的な質問をし、今度遊びに行きましょうと攻勢をかけ続けていた。

しばらくして女性が席を外すと、取締役は顎を上げて皆を見下ろしつつ、こう言った。
英雄色を好む、ですからね。

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